2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2015-04-29

カーテンを開けて朝を見る。曇り。まだ時間が早かったからもう一度、とここ最近の暑さで一枚薄くしたベッドに身体を戻す。どこかへ、逃げ出す夢を見たような気がする。よく知っている場所。燃えるような、夕暮れ時の朱。 昨日の帰り道、古書店に寄って暑かっ…

2015−04−27

昨日一昨日と京都ふるどうぐ市へと。古い小学校の校舎へと一歩足を踏み入れると、そこは憧れの空間で、夫々のお店が夫々の好きを売っている。それを、時には異国の香りをこの手に感じながら持ち上げる。それらはおおよそ、ずっしりと重く、それでも時間の重…

2015-4-22

帰り道、細い通りにある古書店へ寄る。こちらに来てからよく訪れているお店だ。不思議と、僕は古本と相性がいいようで、大抵の場合その空間に馴染むことができる。ここもまた、そのひとつだった。オースターも、久生十蘭も、中井英夫も、澁澤龍彦も、梨木香…

2015-04-21

雨、のち晴れ。 昨晩は雨の音を聞きながらベッドに潜っていた。ベッドに潜りながら、しかし雨の中に体を委ねているような感覚だ。やまなければいいのに、なんて怒られてしまいそうな願い事をしながらみた夢は、実はあまりよく覚えていない。ただ重低音のよう…

2015-04-20

雨、ときどき曇り。 決められた時間に起きて、決められた時間に寝るような生活が始まって十数日が過ぎたことになる。 昨日、一昨日と、母と祖母がこちらを訪ねてきた。祖母は「これがきっと最後だから」なんて痩せすぎた体で言う。そんなことないでしょうに…