2019-1-11~12

名古屋へ。

なんとなく、でも確かな意思を持って急遽決めた旅で、それは旅というよりも巡礼に近いものがあるかもしれない。

かつて大好きだった人たちで今もなお大好きな人たちのもとへ。
時間の連続性が感じられない不思議な感覚だ。働いていた昨日までの自分がすっかりと抜け落ちて、数年前のいつかとそのままつながったような、私はずっとこの体のままできたはずなのに。

仄暗いひかりはそのままで、同じように照らす。

「変わった」と言われても、「変わらない」と言われてもどちらもやっぱり不安になる。変わったと言われた場合、「もうあなたは私の興味の対象ではない」という宣告となる場合がある。「変わらない」というのも、相手がもし変わっていたら結局前述の場合と同じことだ。

だから、常に関係性は「私とあなた(複数の場合もある)」で考える必要がある。
そしてそれが変わらずにいられる関係性なんて奇跡のようだと思う。だって別々の場所に住み、別々の場所で働き、別々の友好関係を築いていくのだから。時間が経てば経つほどにそれはどんどんと広がっていく。

私だってまた、自分でも自覚しないうちに数年前の自分とは別の判断軸で物事を選択するようになっているように思う。

それでもなお、「私とあなた」である私達は仲良くいられたらと思う。お互いがそのように願い続けることができたらと思う。