2015-07-09

帰り道、電車に揺られながら「太陽が流れだしたような」夕焼けを眺めていた。

地平線のそのむこう、焼き払われた空は幻想的で、遠かった。どうしてこの風景を誰とも共有できないのだろう。すこし、悲しくなった。

ゆっくりとまばたきをする。シャッターを切る。いつの日か、不意にこの瞬間を思い出すことがあるだろうと、確信する。