2018-08-12

夏という季節から遠ざかっている。

星を見上げても、ここからではあまり見えないし、窓を開けるには暑すぎる。アイスはあまり得意ではないし、手持ち花火は禁止されている。職場までは駅直結で行けてしまうから地上に出る機会もない。

夏、夏というとどうだったかな、もう少し暑さ以外の要素があったと思う。例えばお盆の季節に集まる親戚だとか、家の庭でやる花火とか、町内会でやるような縁日だとか、流星群を見てみたり、がむしゃらに遠くに行ってみたり。

東京に来てから、すっかり夏を見失って、エアコンを効かせた涼しい部屋で過ごす時間がずっと増えた。

帰省もしなければ、なかなか遠出もできない。できればそういう夏は今年までにしたい。まだ、やりたいことはたくさんあって、いってみたい場所はたくさんあって、眺めたい星空はほんとうは今この頭上にある。

 

祭り囃子が、遠く聞こえる。夏を一つ、みつけた。