2018-1-18

実用的なことの知識を身についけていく中で、たくさんの大切なことを手放してしまっているような気がして、ここ数日ひどく落ち込んでいた。

当然のように、きっと、そんなことはない。こうやって書くことで少しでもこぼれ落ちるものが減るように一秒一刻を惜しんで、その瞬間に身を宿す。

 

結局どこに行っても多分、私は同じことを思う。ある人が見ればそれは人間としての大いなる欠陥であり、また別の人が見れば世界に対する甘えなのだと言うのだろう。

 

実用的なことを覚えるたびに、今のシステムに組み込まれていく恐怖を覚える。そのシステムの中で生きる術を学んで、他のシステムの中での生き方を忘れていく。忘れていく。

 

今のシステムの中での正解を追い求めて生きることに、少し疲れた。