2016-11-5

久々にFBを開いたら、数日前に従姉妹からメッセージが入っていた。

交流を持つのは10年ぶりだろうか。不思議と会ってみたいような気がして「今日会わない?」と誘っていた。私も、あの子も今は東京にいた。私は東京にいたことを隠していた(と言うよりあまり人に伝えていなかった)けれど、もういいかな、と思った。

今日は仕事がまだあるから、と19時過ぎに待ち合わせをした。私はなんだか落ち着かなくて早めに家を出た。16時の代々木公園は夕暮れで眩しかった。噴水の近くで少しだけ文章を書いた。木々は少しだけ、陽のあたる場所から色づきはじめていた。

風が冷たかった。

いつまで今日のこの瞬間のこの感情や、風景を覚えているのだろうと考えたけれど、すぐに忘れた。月が綺麗だった、遠くに見えた一番星はなんだっただろうか。空はまだ赤らんでいた。

 

待ち合わせ時間、駆けてくる靴音が聞こえた。10年ぶりにみたその顔は、記憶の中とそう変わっていなかった。FBで顔は確認していたけれど、それ以上にその子だった。

当たり障りのない話をして、それから家族にしかできない家族の話をした。そういうことができる相手が近くにいるのだということを、初めて知ったような気がした。「残すの嫌いだから」と注文しすぎた料理をそれでも食べるその子のことをすごくいいと思った。一つひとつ、店員さんの配膳にお礼を言う。礼儀正しいとも違う、なんだろう。物事を大切に扱える優しさのようなものが端々に感じられて、そういう子だったことをすっかり思い出した。それはもっと、洗練されたものになっていたけれど。

一つだけ、言わなかったことがあるけれど、それは私が背負うべきことだと話しながら改めて決めたから、それでいい。

10年前、夏にあった時に見た星空ほど美しいものをまだ知らないという言葉はなによりも胸に残っている。私もだ、って笑った。

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