2015-04-20

雨、ときどき曇り。

 

決められた時間に起きて、決められた時間に寝るような生活が始まって十数日が過ぎたことになる。

昨日、一昨日と、母と祖母がこちらを訪ねてきた。祖母は「これがきっと最後だから」なんて痩せすぎた体で言う。そんなことないでしょうに、とそうあればいいと願って、言葉を返す。

どうにもうちの家系は代々からだが弱いようで、誰もが何かを抱えている。それはどれだけ懸命に生きようとそれを嘲笑うように身に重くのしかかる。みんな必死なのだから、赦してくれと乞い願おうとも、それを聞き入れてくれる先はなし。

この身に、その身に起こることを嘆いていても仕方がない。受け入れるしかできないことだって多くある。そんなことはこれまで年齢が一桁の時から学んできている。

けれども受け入れて、その先のことのために動くことには確かな価値があるのだということも同時に学んできた。

いっさいのことは壊れゆくけれど、その壊しかた、壊れかたの選択権はこちらにある。それを引き伸ばすことだって、できる。

だから、僕はどんなことがあっても、夢も希望も、莫迦みたいに何度だって繰り返して語り続けよう。

 

 

「何もできないこの身なら、我が身を引き裂くことで誰かが幸せになるのなら、世界が優しくなるのなら、何度だって引き裂かれましょう。」