2014-01-27 20:59

土曜日の夜には雨が降った。 昨日の日中はどこか春を感じさせる暖かい陽射しと、夜の雨を匂わせる少しやわらかい風が強く吹き付けていた。 いつの間に4月になったのかと部屋にあるカレンダーを確認してしまったほどだ。 中学の頃から使っている万年カレンダーは、4月どころかそれはまだ去年の最後の月を示していた。 年を教えてくれるはずのものが、一番最後に年を越す、というのもなんだか不思議なような気もするけれど、なんてことはない。僕の怠惰にすぎない。 ともあれ、気の早い春の風にそんなことを教えてもらってようやく年を越したのだ。 有難うね、春告の風。