2013-12-18 20:51

15日は松本へ。 行く道でみた山々はうっすら雪化粧。頬にはほんのり赤みが差して、 冬の中にある毅然とした美しさを思う。 急に決まった対談で、準備のために1週間ほどしか期間がなくいろいろと不安はあったのだけれど元々その方の著作を拝読していたので思ったよりも負担はなかった。 横道に話がそれて、漱石について話せたりして、そんなことも嬉しい。 写真を撮る。 それを始めたのはいつの頃だっただろうか。 コンパクトデジタルカメラを買ったのが高校生のとき。修学旅行に合わせてだったと思う。そのあと一眼を買ったのが大学生のとき。 自分のみている世界を知って欲しくて、同じ視線を共有したくて、 いつもそんな思いでシャッターを落とす。 こんなに綺麗な世界があるんだよ! こんなにもあたたかい光があって、そんな中で生きているんだよ! って叫ぶ。叫べないから、切り取った世界に託してみる。 それは嘘かもしれない。 やさしい世界も、あたたかい光もないのかもしれない。 それでも、欺瞞だらけでも、叫ぶ。 これから先、ずっと生きていくのだから。 生きていくのだったら、その世界を好きでいて欲しいから。 いつまでも、いつもでも、自分のために、誰かのために嘘をつき続ける。伝え続ける。 嘘を本当にするために、たくさんの世界を知って、たくさんの世界を想像する。 それを言葉に、写真に、焼き付ける。

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