2013-11-12 22:20

「もしもこの世界でやっていけないなら、自分で自分の世界を作ってしまうことよ」 大好きな本の一節。そのお話は、世界でやっていけない少女が自分の世界を見つけるまでのお話。 壊れて、壊されて、それでも自分が語るべき物語を見つけるお話。 随分と長い間、「この世界」でやっていくために生きてきたけれど、 それと同じだけの時間、「この世界」でやっていけると思えることはなかった。 自分で自分の世界を作る。 きっと私が作る世界はとてもとても小さくて、 たくさん泣いて、笑って、心配して、安心して、季節の風が吹いて、 夫々が夫々の幸いを願うことを厭わない世界。 いつまでも綺麗な世界を願うのは子どもだからだろうか。 それでも、と思う。 子どもだっていい。そのために私ができること。 信じたいことを信じれないのは悲しすぎるから。 私は、私の世界を作りたいと思うよ。 「この世界」への諦めからではなく、私の世界への希望から。